[環境負荷の自己チェック]
環境への取組を行うには、まず、自らの事業活動に伴って環境への負荷がどれだけ発生しているのかに気付くことが重要です。把握・評価する環境負荷項目を選択する際には、自らの事業活動全体を見渡して、「どの事業活動が環境に大きな影響を与えていると思われるか」を検討し、その事業活動がカバーされるように項目を選択することが重要です。特に、二酸化炭素排出量、廃棄物排出量及び総排水量(水使用量)は必ず把握してください。

環境負荷を把握するには、事業活動の一連の流れを整理し、各段階から生じる環境負荷を洗い出してみることが有用な手段となります。各段階に何を投入し、何が大気や水等に排出されているか整理してみましょう。
この際には、守るべき法規制や業界団体等の動向にも配慮し、対応すべき環境負荷に漏れがないようにすることも必要です。



[環境への取組の自己チェック]
環境への取組のチェックは、現時点での環境への取組状況を認識することにより、今後実施していくべき具体的な取組を明らかにすることを目的としています。

環境への取組のチェック項目を下表に示します
事業活動へのインプットに
関する項目
・省エネルギー、新エネルギー使用の拡大
・省資源、グリーン購入
・節水、水の効率的利用
事業活動からのアウトプットに
関する項目
・二酸化炭素の排出抑制、大気汚染等の防止
・化学物質対策
・製品の開発・設計等における環境配慮
・廃棄物の排出抑制、リサイクル、適正処理
・排水処理
・輸送に伴う環境負荷の低減
・建築物の建築・解体、開発事業に当たっての環境配慮
環境経営システムに関する項目 ・環境への取組のための仕組み・体制の整備
・環境教育、環境活動の推奨等
・情報提供、社会貢献、地域の環境保全
・環境ビジネス、技術開発
・国際協力及び海外事業における配慮
・投資・融資における環境配慮



[環境経営システム]
環境経営システムは計画(Plan)、計画の実施(Do)、取組状況の確認・評価(Check)及び全体の評価と見直し(Action)のPDCAサイクルを基本とし、全体では12項目より構成されています。下図をご参照ください。このPDCAサイクルを繰り返すことによって、環境経営システムをより良く改善していくと共に、環境への取組の効果を高めていくことができます。このような積み重ねにより「継続的な改善」を図っていきます。




[環境活動レポート]
エコアクション21に取組み、認証・登録を受ける事業者は「環境活動レポート」を取りまとめ、公表することが必要です。環境活動レポートを取りまとめて公表することは、社会のニーズであるとともに、組織の環境活動を推進し、組織が社会からの信頼を得ていくために必要不可欠となっています。しかし環境活動レポートは、あくまでも社会的な説明責任に基づくものであり、環境活動の宣伝のためのパンフレットではありません。ですから必要事項を正確に、包み隠さず記載することが重要であり、情報公開に対する真摯な姿勢こそが、社会からの信頼を勝ち得、組織が存続していくための方策の一つであると言えます。

環境活動レポートは下記項目で構成されます。

(1)環境方針
(2)環境目標とその実績
(3)主要な環境活動計画の評価
(4)環境活動の取組結果の評価
(5)環境関連法規への違反、訴訟等の有無